大会リザルト・ギャラリー・まとめなど【清酒開華 presents 2024 第1回SANOスプリント】

清酒開華presents2024第1回SANOスプリント終了しました。

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今大会は延べ633名(種目)のエントリーがありました(DNS:棄権は107⇒ 実際の出場数:526 ⇒出場率83%)。

エントリーした選手の所属陸協は以下のとおりでした。

26の都府県からお集まりいただきました。最も多いのは約半数となる地元・栃木県で、以降埼玉、群馬、茨城と続きました。

全国各地から参加してくださるというのは本当にありがたいことです。
今大会からWRk(世界陸連の定めるワールドランキング対象競技会)として開催するということもあり、運営スタッフ一同緊張感を持ちつつ、これまで通り「アスリートセンタード(競技者中心)」となる運営を心掛けました。

今大会も幅広い世代の選手にご参加いただきました。中学生・高校生・大学生・社会人・マスターズ選手…
ちなみに最低年齢は12歳(2011年生まれ)で最高年齢は68歳(1955年生まれ)でした。

(参考)
1950年代生まれ延べ人数(種目)‥5
1960年代‥0
1970年代‥10
1980年代‥34
1990年代‥105
2000年代‥438
2010年代‥41

競技レベルも様々でした。高い競技力を誇る選手も数多く、今大会は、大会要項に定める「激励選手」に2選手が該当しました。

※「激励選手」‥2020年以降にオリンピックや世界選手権、パラリンピック等の日本代表選手とし、競技活動の支援の一環として、参加料の免除および交通費程度の激励金を支給する。

一人目は、200mで東京五輪に日本代表選手として出場した山下潤選手(ANA)です。

二人目は、リオ・デフリンピック金メダリストの佐々木琢磨選手(仙台大TC)です。

山下選手は200mで20.40の自己記録をもつ選手です。今シーズンはすでに出雲陸上で20.81をマークしています。
男子100mPMと200mに出場となり、本職の200mにおいては、昨年のU-20日本選手権を高校2年生で制した地元・佐野高校の若菜敬選手と激突しました。

佐々木選手は100mで自己記録10.59の日本ろう記録保持者です。
昨年出場された鹿児島国体と同様に、ピストルの音ではなく、スタートランプを用いての競技参加となりました。

中央が佐々木選手。

激励選手以外にも、ロンドン五輪日本代表の九鬼巧選手(NTN)やリオパラリンピック銅メダリストの佐藤圭太(トヨタ自動車)など実力者が集まりました。

さらに、今大会は、陸上系Youtuberであるケンちゃんこと大貫選手率いる「BTP(ブレークスループロジェクト)」がチームとして出場してくださりました。

大会当日の朝は小雨が降り、気象条件は良くならないかなと思いましたが徐々に回復。最終的には暑すぎず、競技しやすいグッドコンディションになりました。

そのようななか、好記録が連発しました。中でも会場を沸かせたのは草野誓也選手(ACCEL)です。男子100mAMレースを10.38の出場選手中最高タイムで走ると、PMレースではさらに記録を伸ばし自己新記録である10.20(+1.1)をマークしました。

36歳3か月でのこの記録は、日本人史上最年長での10.30切りという歴史的なものでした。

草野選手以外にも、レース後に記録を聞いてガッツポーズをする選手が多く見受けられ、自己記録やシーズンベスト、狙った記録やレース内容を達成できた選手が多くいたのではないかと伺える様子でした。
余談ですが、今大会は会場である佐野市の御協力で清酒開華スタジアムの電気系統を一新し、ゴールと同時にタイムが分かる速報タイマーを導入しました。これまでのように記録発表までのタイムラグは生じず、瞬時に記録が表示されることで、記録達成の臨場感が格段に高まりました。
さらに余談ですが、風力も直接記録判定に反映されるなど、運営面でもかなりスムーズになりました。
なお、今大会の風速は以下の通りです。

追い風参考のレースもあったものの、向かい風のレースが少ない、いつも通り風に恵まれた競技会となりました。

競技場裏の恐竜も大会を見守る

競技の最後を飾ったのは「ボランティア補助員特別レース」。地元・佐野東高校のボランティア補助員が各部署で大いに活躍してくださいました。音響やアナウンス、スターターや写真判定の補助など多くの部署でSANOスプリントを支えてくれた影の主役です。そんなボランティア補助員に気持ちよくトラックを走ってもらって大会を締めていただきました。特別ゲストとして、100mで自己記録を達成した草野選手が走ってくださり、おおいに盛り上がりました。

一人ずつ選手紹介。中央は特別ゲスト・草野選手

特別ゲスト・草野選手、速すぎて遥か彼方に行ってしまいました。

今年度はSANOスプリントとしては計4回に加え、SANOトワイライトゲームズ、コンバインド兼ミドルロングディスタンスを昨年度に続いて実施していきます。
いつもどおり、運営スタッフ一同ブラッシュアップし、今後の大会においても、「来て良かった」と思っていただける大会にしていけたらと思います。